平織金網 ― Plain Weave
縦線と横線が交互に交叉しており最も一般的な織方でしかも安定した網である為最も多く使用されます。
滑面金網 ― Flat Top
網面が平滑になるよう工夫してありますからダブルクリンプ、アーチクリンプのように素線に波型がないので素線の波の頂点が集中的に磨耗せず撰別能率を増大し他の織網より長期間の使用が可能であります。
網目の小さい金網の補強用としても最適です。主に8mm以上の網目に使用されます網目の大きいものは線径25mm位まで製作致します。
トン・キャップ ― Ton cap
これは平織の変形で縦又は横の間隔を広く即ち網目を長方形にして炉過率を向上させたものです。
SLOT-S
アーチクリンプ式金網 ― Arch Crimp
縦横線がその線径の1/2ずつ共に抱き合っており、素線がずれないので開き目が正確に保持され、使用中の目の移動を最小限に致します。
主に20mm以上の粗塊の節分に使用されております。
タイロッド
トンキャップより更に横の間隔を広くした織方で電熱篩等金網自体が抗体である時又は含水度の高い物体の篩分けに適します。
分離の精度よりも能力に重点を置く時に用いられます。
ハープスクリーン
節分けの精度よりも能力に重点を置く場合に使用致します。
極端な長方形の網目であるため空間率が大きく篩分抵抗が小さいので湿分粘土分の多い時でも目詰りを防ぐことができます。
綾織 ― Twilled Weave
縦線と横線とが一定の間隔を保ち相互に2本以上ずつ乗り越している織方ですので比較的太い線を用いて網を織る事が可能です。
畳織 ― Dutch Weave
横線が相接触して並べられており従って垂直方向に空間がなく斜方向に空間を有する織型で遠心分離機炉過用に最適です。
クリンプ型 ― Crimped Type
線材にウェーブを付け織上げた金網です。
金網に対し比較的細い線径で織る事が出来ます。
亀甲型 ― Hexagonal Type
線材を交互に亀甲型に捻り合せた金網です。
菱型 ― Lozenge Type